2019年8月4日(日)11時
文化遺産センターを出発し、バスの中で400円の1日乗り放題券を購入。
11時10分に中尊寺に着きました。
中尊寺
曇りで、日差しが遮られている。ありがたい。
これは歩くぞ〜〜
サンダルの人もいるけど、この道をサンダルで行くのは辛そう……。
朝から甘い匂いがする!なんでや!
と思ったら、昨日自分が温泉で使ったハーバルエッセンスのバニラの香りでした。
汗で髪が濡れて、シャンプーの匂いがするー。
生まれてこの方文化系なので
体力と肺活量は全くないけれど、
強い好奇心で歩けています。
わー、混んでる。さすが、世界遺産。
参拝に来たというよりは、ゴリゴリに観光しに来ました、って気持ちで、境内へ。
歴史に思いを馳せる以前に
目の前の光景にしか感想を抱けないから、
わー、暑い、混んでる、再建したんだ、
みたいな感想になってしまう……。
さっきあんなに勉強したのにな?笑
何の説明もなく、ゾウ!
参拝して御朱印もいただきました。
蓮の花。
12時。鐘がなっています。
12回鳴った……のかな?数えてなかった。
不動堂。
中尊寺、ほんっとに広い!
金色堂
金色堂に来ました。マルコポーロが東方見聞録で「黄金の宮殿」と紹介した場所ね。
げっ、金色堂は拝観料とるのか!大人800円か~
中尊寺来て金色堂見ない人いないでしょ、ひどい〜
って思ったけど、タイの王宮や寺院もめっちゃ拝観料取るし、妥当かぁ。
まずは、宝物館。小学生〜高校生向けに修学用に編集されたパンフレットが非常にわかりやすい!
わたし、電車で居眠りすると無意識に阿弥陀如来像の手の組み方をしていることが多いです。
阿弥陀如来像の手を前に組むポーズ「定印」
仏様が瞑想に入り、心が安定する状態を表す。
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昨晩、平泉の宿でも悩んで、すぐに寝ましたが、宝物館の仏像を前にして、再び「人生は一度きりなのか問題」を思い出し、わからなくなってしまいました。
最近までずっと、「生まれ変わり」はあると思って生きてきました。なんなら前世も来世も人間だと思ってました。
だけど、そうじゃないかも知れないって、今年気づかされました。21年間の人生観が、一夜の飲み会で変わったのです。
本当は薄々気づいていたかもしれないけど、そう思いたくないから、来世があることにしていたのかもしれません。
あ、これ別に、怪しい話じゃなくて、ただの人生観の話です笑
死後の世界ってあるのか? それは人間の思い込みなのか? 死後などなくて、ただ土になるのか? よくわからなくなってしまいました。
とりあえず今世を楽しく過ごすしかないか、という結論に至り、今回も終わりました。
真昼間、12時15分のことです。
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宝物館の出口付近で、金色堂の解説ビデオを鑑賞しました。
・東北でとれた金を使っている
・64,000枚の金箔を使用
・皆金床(かいこんゆか)
・螺鈿(らでん)
・真珠?
絢爛豪華だということは分かりました。
12時30分に宝物館を出ました。
ひとり旅の極意は、ひとつひとつの些細なことに「ツッコむ」ことだな、
などと考えていたら、4cmくらいの大きさの蜂にまとわりつかれました。オレンジ色の服は危ないな。
金色堂は雨ざらしじゃなくて、この中にあるみたいです。お堂の中にお堂。
13時。金色堂を出ました。あっという間。中は撮影禁止でした。
思っていたより小さい……。
保存のため、お堂全体がガラスで囲われています。「大型展示物」といった感じ。訪れる人が金色堂訪問前に抱いていたイメージとは違うのではないでしょうか。
お堂ではずっと音声ガイドが流れています。欧米の女の子がめちゃくちゃつまらなそうな顔をして出て行きました。
宝物館のビデオで説明を聞いていなければ、一体どこをどのように見たら良いのかわからなかったと思います。注意してみると、繊細な装飾が施されていました。
お参りをして、すぐに出ました。
この後ようやく
「あぁ、金色堂には平泉を作った人と守った人たちが眠っていたのか……」
と思い出しました。
行くとこ行くとこ、奥の細道に出てくる景勝地。意図せず、松尾芭蕉の聖地巡礼のようになっている。
土産屋。
杖売ってる!
13時25分。休み処のソフトクリームうまぁ! 周りが暑すぎてソフトクリームから冷気が出ています笑
お店を出るとき帽子を忘れそうになりましたが、近くにいたファミリーのパパさんが「忘れてますよ!」と声をかけてくださり、忘れずにすみました。
次、毛越寺かー……。
正直、もう十分だなー……。
バス停に向かって歩いています。
登りより下りの方が辛い。
足腰の強さが試されます。