ロンドン⑨ ハロッズ

わたしの両親は新婚旅行にロンドン、ローマ、ジュネーヴ、パリに行きました。バブルの最中です。中でもお気に入りだったのはロンドンだそうで、特に老舗高級百貨店の「ハロッズ」が印象的だったという話を何度も聞いていました。それで、わたしも「一体どんな感じなんだろう」とずっと興味がありました。

 

この日わたしはメインのショルダーバッグと別に、スーツケースとトートバッグも持っていました。めちゃくちゃ邪魔。スーツケースを引きずりながら、銀座を歩くような感じです。

 

デパートのエントランスで入店拒否され、「スーツケースは預けてきてください」と言われました。「おいくらですか?」とC先生が訊ねると「25ポンド(3700円)です」という驚愕の答えが。高すぎる!!

 

「入らなくても大丈夫だよ」とわたしが諦めかけたところ、C先生が「じゃあ、わたしが荷物を預かって近くのカフェにいるから、ひとりで行っておいで!なかなか来れないでしょ」と言ってくれたのです!なんて優しいんだ、ありがとう…!

 

こうして、わたしはハロッズに入ることができました。

入口のガードがフロアガイドを持ってきて、現在地をペンで丸く囲って教えてくれました。良く言えば紳士的ですが、フラットに言えば、ガードも暇なんですよね。

 

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わたしは駅ビルで買い物をするとき、一番上の階まで上がって、ふらふら見ながら一階ずつ降りていきます。今回も同じように、まず最上階まで上がりました。

 

5階:靴、スポーツ用品

4階:子供服、玩具

3階:家具、家電、文房具

2階:本、食器、お土産売場

1階:婦人服

地上階:ジュエリー、化粧品、フードホール

地下階:ワイン、葉巻、紳士服

 

場違い感 がすごい。

 

訳も分からず、3階のインテリアコーナーでFENDIの横を通り過ぎたときに

 

 

「Good afternoon, madam」

 

 

と深すぎるお辞儀をされたとき、恥ずかしくてたまりませんでした。

絶対買うように見えないでしょ!こんな小娘が!

GINZA SIXに行ったときのアウェイ感に似ている。こういう場所は、秋元梢さんや萬波ユカさんのような、グローバルに活躍するモデルさんが似合うんだろうなぁ。

 

16時です。時差ボケですごく眠い。 

世界一有名な老舗百貨店なのに、どうして観光客がいないんだろう?

と思ったらいました。2階のお土産売場に!

 

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なんかもう、ホッとしました。居心地抜群。

Harrodsのロゴが入ったポーチや、クッキー缶、紅茶缶が売られています。


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30年前は日本人が多かったんじゃないかと思うけど、今は中国人が多いようです。


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興味深いデパートでした。

 

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C先生のいるカフェに向かいます。


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帰国後、親に「天井から吊るされた肉なんてなかったよ」と言ったら

「あれ、変わっちゃったのかなぁ」と言われましたが、

そういえばわたし、このデパートのメインのフードホールを見ていません。

もしかしたら、改装中だったのかも?

ネットで買えないもので勝負、「ハロッズ」が大変身 - Bloomberg

 

またロンドンに行く機会があったら、リベンジします。

 

mizubelog.hatenablog.com