当然タリスにも乗り遅れる

 

「すみません、遅れました」

 

「そうですね。どうして2時間も遅れたんですか?

 

「ロンドンでユーロスターの発着駅に行くまでの電車を間違え、乗る予定だった電車を逃し、2時間後の電車に振り替えたので、こちらに着くのも2時間遅れました」

  

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ブリュッセル駅構内、高速鉄道タリスのチケットカウンターで大遅刻の理由を説明し、電車の振替の相談をしていました。受付のふくよかなお姉さんが真顔でPCのキーボードを叩いて空席状況を確認し、ハッキリと「It's gonna be hard…」と呟いたときは、物凄く不安になりました。

 

「OK、手配できました。本来は100ユーロのところ、今回は特別に、無料で振替させていただきます。あなたは何もしなくて大丈夫ですよ。この券を持って、4A番線の電車に乗ってください。」

 

元値が58ユーロ(7500円)なのに、なぜ追加で100ユーロ(1万3千円)も取られそうになったのか疑問に思いましたが、何はともあれ、無料で電車を振り替えていただきました。本当にありがとう、タリスのお姉さん。

 

 

改札を抜けると、はじめて有料トイレに出くわしました。なるほど、チケット制なのね。金取るくせに、汚いトイレ。

 

18時52分、ブリュッセル出発です。

 

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なんとか乗れました、タリス。めちゃめちゃいい特急ですね。少し古いけど、ふかふかの座席で、黒と赤を基調としていて、高級感があります。座席は通路側で、相変わらず景色は見えないけど、こんな状況になったら座れるだけでありがたいです。

 

オランダに入国しました。

 

入国審査も何もなく、ベルギーで乗り換えて降りたらオランダでした。

次は20時20分、ロッテルダム発ユトレヒト行の電車に乗ります。乗車時間は40分。自由席かつ時間指定もなかったので、問題なく乗れました。綺麗で立派!


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さすが自転車大国オランダ、自転車ごと車両に乗せられちゃう。


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20時半です。だんだん暗くなってきました。

わたしのオランダの第一印象は、この景色。どんよりとした、夕暮れの曇り空です。


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疲れと緊張感からか、寒気と頭痛を感じました。まだよく知らない国の、よくわからない電車に乗って、揺られながら寝てました。海外の電車で寝るなんて御法度ですが、限界でした。

 

21時、ユトレヒト中央駅到着です。

 

寒いし、お腹が空きました。活動量のわりに今日はシリアルとBLTしか食べていません。お腹空いたなぁ。

 

しかも、ホテルが想像以上に遠かった。

 

「Uber」というタクシー配車アプリを試しに使おうかと思いましたが、通信状況が悪く、App Storeが開かないので諦めました。ユトレヒト中央駅からバスを2本乗り継いでホテルに向かおうかな。

 

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と思いましたが、券売機のシステムがよく分からなくて、電車の券を買っちゃいました。電車とバスを乗り継いでも行けるみたいなので、まぁいいや。

 

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オランダ語の地名、慣れないし…

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人少ないし…


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どうにか各停の電車に乗り、ユトレヒト中央駅とホテルの中間地点であるザイストまで来ました。22時。

 

おかしいぞー、次のバスが来ないぞー。

 

でも人は居るので、たぶん遅れてくるだろう。早くホテルでゆっくりしたいなー。


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というわけで、第2章:オランダ編、スタートです!!

 

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