トラムに乗って、アムステルダム国立美術館にやってきました。
1885年に開館した、オランダ最大のミュージアムです。
閉館の1時間前に到着…見れる限り見る!!
どーーん!
レンブラントの『夜警』。激推しされてます。
館内に入ると「夜警はこっちだよ!」という看板が、いくつも。
フェルメールの『牛乳を注ぐ女』。
レンブラントの『アムステルダムの布地ギルドの見本監察官たち』。
オランダの集団肖像画について、『いちばん親切な西洋美術史』(新星出版社)という本の122ページにはこのように書かれています。
ポーズをとる人々は、みな自分たちでお金を払って肖像を描いてもらっているため、他人との顔の区別ができないと、画家は文句を受けることになる。それまでのイエスやマリアの顔を描くのとは違い、生きている人の顔に“似せる”ことが何よりも重要だった。当時のオランダで写実性が発達したのは、そのためでもある。
そんな事情があったのか~!そうだよな~、世の中金で動くよな~
▲ すごい既視感。どなたか、この絵画の名を教えてください。
※追記※
Karel Dujardin の『The Regents of the Spinhuis and the Nieuwe Werkhuis in Amsterdam』という作品だそうです。id:maru-shikaku さん、ありがとうございました!
無理矢理和訳すると、カレル・デュジャルダンの『Spinhuis大学の評議員たちとアムステルダムの新しい救貧院』でしょうか。多分意味は違うけど、そんな感じだと思います。そして、あの既視感はなんだったんだろう。似たような集団肖像画を見て、勘違いしただけかなぁ。はじめて知りましたm(_ _)m
現代美術コーナーにいきまーす。
ニガテな人は、ニガテかも。
ハッ!またしても、リートフェルトの椅子!!
Armchair for Til Brugman, Gerrit Rietveld (1888-1964) painted wood, 1923
「ジグザグのやつ」も!!!
Zig-zag chair, pine wood, c.1936
Gerrit Rietveld (1888-1964) design:1932
made by Gerard van de Groenekan (1904-1994)
階段を降りて、17世紀のエリアに来ました。
『ウィリアム・レックスの大型帆船模型』です。
カイパース・ライブラリー、綺麗ですね。
個人的に気になった絵をいくつか紹介します。
まずはこの、夫婦がショーウィンドウの子供服を見つめている絵。
映画のようなストーリー性を感じます。
Shop window, Issac Israels (1865-1934) oil on canvas, 1894
次に、風車!結局、風景画が好きです。
再び『いちばん親切な西洋美術史』(新星出版社)によると、124ページにこのような記述が。
新しくできたジャンルのひとつである風景画。それまでは宗教画の背景でしかなかったものが、純粋に風景だけで独立するようになったのは、17世紀のオランダにおいてだった。当時のパトロンの多くを占める商人たちが、自分たちの家の壁を飾るのに、痛々しいキリストの磔刑像などよりはニュートラルな主題を好み望んだことが、風景画の生まれた理由のひとつである。
こんなのも好きです。今も昔も変わらない風景。
そして、ゴッホの自画像。
Self-portrait, Vincent can Gogh (1853-1890) oil an cardboard, 1887
ありがとうございました。
美術館を出た後は、I amsterdam のオブジェの前で記念撮影。
※このモニュメントはオーバーツーリズムが原因で、2018年12月3日に撤去されました。
その後は解散し、グループ別に自由行動です。ゴッホ美術館前を通過。
美術館周辺にあった「Loetje」というお店に入り、本能の赴くままに肉を食べました!
イギリスとユトレヒトの宿で、薄いカリカリの縮れたベーコンばかり食べてきたから、ほんとに、久々の肉!
サラダは割勘、オレンジジュースが3.85ユーロ(490円)、
ステーキが18.25ユーロ(2300円)です。はい。
ごちそうさまでした!