アムステルダム② 国立美術館

 

トラムに乗って、アムステルダム国立美術館にやってきました。

1885年に開館した、オランダ最大のミュージアムです。

閉館の1時間前に到着…見れる限り見る!!

 

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どーーん!


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レンブラントの『夜警』。激推しされてます。

館内に入ると「夜警はこっちだよ!」という看板が、いくつも。

 

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フェルメールの『牛乳を注ぐ女』。


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レンブラントの『アムステルダムの布地ギルドの見本監察官たち』。


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オランダの集団肖像画について、『いちばん親切な西洋美術史』(新星出版社)という本の122ページにはこのように書かれています。

 

ポーズをとる人々は、みな自分たちでお金を払って肖像を描いてもらっているため、他人との顔の区別ができないと、画家は文句を受けることになる。それまでのイエスやマリアの顔を描くのとは違い、生きている人の顔に“似せる”ことが何よりも重要だった。当時のオランダで写実性が発達したのは、そのためでもある。

 

そんな事情があったのか~!そうだよな~、世の中金で動くよな~

 

いちばん親切な 西洋美術史

いちばん親切な 西洋美術史

  • 作者: 池上英洋,川口清香・荒井咲紀
  • 出版社/メーカー: 新星出版社
  • 発売日: 2016/07/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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 ▲ すごい既視感。どなたか、この絵画の名を教えてください。

 

※追記※

Karel Dujardin の『The Regents of the Spinhuis and the Nieuwe Werkhuis in Amsterdam』という作品だそうです。id:maru-shikaku さん、ありがとうございました! 

無理矢理和訳すると、カレル・デュジャルダンの『Spinhuis大学の評議員たちとアムステルダムの新しい救貧院』でしょうか。多分意味は違うけど、そんな感じだと思います。そして、あの既視感はなんだったんだろう。似たような集団肖像画を見て、勘違いしただけかなぁ。はじめて知りましたm(_ _)m


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現代美術コーナーにいきまーす。


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ニガテな人は、ニガテかも。


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ハッ!またしても、リートフェルトの椅子!!


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Armchair for Til Brugman, Gerrit Rietveld (1888-1964) painted wood, 1923

 

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「ジグザグのやつ」も!!!


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Zig-zag chair, pine wood, c.1936

Gerrit Rietveld (1888-1964) design:1932

made by Gerard van de Groenekan (1904-1994)

 

階段を降りて、17世紀のエリアに来ました。

『ウィリアム・レックスの大型帆船模型』です。


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カイパース・ライブラリー、綺麗ですね。


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個人的に気になった絵をいくつか紹介します。

 

まずはこの、夫婦がショーウィンドウの子供服を見つめている絵。

映画のようなストーリー性を感じます。


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Shop window, Issac Israels (1865-1934) oil on canvas, 1894 

 

次に、風車!結局、風景画が好きです。


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再び『いちばん親切な西洋美術史』(新星出版社)によると、124ページにこのような記述が。

 

新しくできたジャンルのひとつである風景画。それまでは宗教画の背景でしかなかったものが、純粋に風景だけで独立するようになったのは、17世紀のオランダにおいてだった。当時のパトロンの多くを占める商人たちが、自分たちの家の壁を飾るのに、痛々しいキリストの磔刑像などよりはニュートラルな主題を好み望んだことが、風景画の生まれた理由のひとつである。


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こんなのも好きです。今も昔も変わらない風景。

 

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そして、ゴッホの自画像。


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Self-portrait, Vincent can Gogh (1853-1890) oil an cardboard, 1887 

 

ありがとうございました。


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美術館を出た後は、I amsterdam のオブジェの前で記念撮影。

※このモニュメントはオーバーツーリズムが原因で、2018年12月3日に撤去されました。

その後は解散し、グループ別に自由行動です。ゴッホ美術館前を通過。


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美術館周辺にあった「Loetje」というお店に入り、本能の赴くままに肉を食べました!

イギリスとユトレヒトの宿で、薄いカリカリの縮れたベーコンばかり食べてきたから、ほんとに、久々の肉!


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サラダは割勘、オレンジジュースが3.85ユーロ(490円)、

ステーキが18.25ユーロ(2300円)です。はい。

 

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ごちそうさまでした!

 

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