自転車に乗って、東部湾岸地区を見ました。元々ここは、19世紀末に埠頭として整備された地域でしたが、ロッテルダムが貿易機能を担うようになったため、1960年代になると使われなくなりました。その後、慢性的な住宅不足の解消のために、1990年頃から2000年頃の間に再開発が行われ、斬新なデザインの集合住宅が多く建てられました。
シロダム
2002年に建設された集合住宅です。
マルクトハルと同じ設計事務所の MVRDV が設計。
どうしてこんなにカラフルにしたんだろう?と考えたのですが、逆に、この人工的な湾岸に白黒グレーの建物を建てた場合、あまりにも無機質になってしまうのではないだろうかと思いました。
シロダムの向こうに見えた、名前の分からない建物です。 不思議な形。
スポーレンブルク島
この島には、ホエールやアイ・タワーなどの建物が存在します。見たんですけど、自転車に乗っていたため、いちいちカメラを出すのが面倒で、写真は撮りませんでした。この島と、次に紹介するボルネオ島は「ウエスト8」がマスタープランを担当しました。
ボルネオ島
スポーレンブルク島とボルネオ島を繋ぐ、全長93mの橋があります。正式名称はピトン橋(Python Bridge)といいますが、大蛇のようにうねった形をしているので、アナコンダ橋と呼ばれています。
板と板の隙間から川が見えます。足場は強固です。
広い見晴らし。
わ!愛の鍵がついてます。
みんな、やりたがりますよね。パリではこのような事例がありました。
15時半です。この橋気に入っちゃった。いくら見てても飽きません。
KNSM島
この島は、建築家のヨー・クーネンがマスタープランを行いました。かつてあったロイヤルダッチ汽船会社(Koninklijke Nederlandse Stoomboot-Maatschappij)の頭文字をとって、このような名前になったそうです。
円形集合住宅のバルセロナです。オランダだけど、バルセロナ。この建物は、プルーノ・アルベールによって設計されました。
ゲートの模様が、人や魚、植物や人参に見えます。人参?
たそがれ猫。カメラを向けると様々なポーズをキメてくれました。モデルか。
自転車を返却し、時間が余ったので、前日に行けなかった飾り窓地区に行きました。観光地化している売春街です。火曜日の16時台はみんな暇そうでした。スマホをいじったり、タバコの吸い殻を捨てたり、後ろを向いてたり、暇そうでした。グラマラスな体型の方が多かったです。見た目50代以上の方もいました。
これでオランダ編は、おしまい。
第3章:デンマーク編につづく!