今年のM-1、おもしろかったなー

2018年12月2日に「M-1グランプリ2018」が放送されました!

 

 

第14代王者誕生

 

4640組の漫才師の頂点に立ち、見事優勝を掴み取った

霜降り明星さん、

改めて、おめでとうございます!!

 

ハイレベルな戦い

 

漫才師達の人生を賭けた戦い、今年も熱かったですね!

最終決戦は誰が優勝しても納得の、ハイレベルな戦いでした。

 

今大会の決勝戦ではラストイヤーの漫才師が多く見られました。

M-1グランプリに出場するには、プロ・アマ・所属事務所を問わず2人以上で、結成が2000年1月1日以降であり15年以内のコンビでなければなりません。

つまり、結成15年目の芸人さんは今大会がM-1優勝のラストチャンスになります。

今回は「スーパーマラドーナ」「ギャロップ」「ジャルジャル」がラストイヤーでした。

 

ジャルジャル 

 

ファーストステージのネタ、「国名わけっこ」。発想力がスゴい!

なんとアドリブで、客席の反応を見て変えているそうです。天才。

 

和牛 

 

大切に見たい、上質な漫才。「今年こそ」と思いきや、まさかの三年連続準優勝!

来年は大会以外でも、ふたりを見る機会がさらに増えたらいいなーと願っています。

 

霜降り明星 

 

昨今「笑い飯」「銀シャリ」「ライス」「とろサーモン」「和牛」と美味しそうな名前の芸人さんが目立ちますが、また一組増えました!

ネットでいろんなサイトを見ていると「高校時代に笑いでいじめを跳ね返したエピソード」が出てきました。感動的。

 

1回戦のときのネタの

「今日はわたしたちが付き合って49日目」

「法事!」

という掛け合いが好きでした。

 

かまいたち

 

昨年のキングオブコント優勝者。

ネタ直前のVTRの「ボケの山内は身長168cm、対する濱家は20cmもデカい

という情報のインパクトが強く、漫才中は濱家さんの身長ばかりに目が行きました。

 

かまいたちさんは、今年放送された『笑神様は突然に...』の特番で、千鳥・ピース又吉・夏菜と離島に行くロケが爆発的に面白かったことが印象に残っています。

ふたりの予測不能な言動、最高!2019年、もっと見れたら嬉しいです。

 

今田耕司

 

いつもアナザースカイで観ています。司会が今田さんで良かったです。

出番を終えた芸人さんを労い、フォローする言葉、見ているこちらも安心します。 

 

思うこと

 

わたしは今までもお笑いを消費して、あーだーこーだ言ってきましたが

まず、又吉直樹(さん)の『火花』を読んで、ハッとしました。

 

もしも「俺の方が面白い」とのたまう人がいるのなら、一度で良いから舞台に上がってみてほしいと思った。「やってみろ」なんて偉そうな気持など微塵もない。世界の景色が一変することを体感してほしいのだ。自分が考えたことで誰も笑わない恐怖を、自分で考えたことで誰かが笑う喜びを経験してほしいのだ。

 

次に、ハマサンス(id:hamasansu)さんのブログを読んで、ひどく心を動かされました(この記事を読んで読者になりました)。

 

www.xn--vcki8dycvf.jp

 

わたしは、舞台に立って、自分の言葉で誰かを笑わせた経験はありません。

安全なところから、とやかく言っているだけです。

それでも、思うことがいくつかあるので、簡単に述べます。

 

①よく見るネタ

 

・コンビニ強盗

・チンピラ

・娘さんをください

・合コン

 

これらの設定のネタは何度もやられているため、

大きな変化がないと「またこれか」と飽きられる恐れがあるように思います。

 

②自虐

 

自分を蔑んで作る笑いは、心の底から気持ち良く笑えません。

自虐ネタは、大舞台よりもひな壇に向いていると思います。 

笑いに基礎点があるとしたら、5点満点の3.5点くらいでしょうか。

相手のことも、自分のことも、傷つけないお笑いがいいです。

 

③声量

 

漫才に限らず、普段の生活にも言えることですが

人が話しているときに、別の人が言葉を被せて話すのは、やかましいです。

隙間なく羅列された文字よりも、余白ある文書が見やすいように、

適度に間がある方が、聴き手に配慮しているように感じます。

 

④敗者復活戦の投票方法

 

インターネット投票によって遠方に住む全国の人が参加できることは確かですが、

一方で、この方法は単なる人気投票になってしまう恐れがあると思いました。 

公式ホームページによると、今回は約200万人の方が投票したようですが、

どの芸人さんに何票入ったのかは明かされていません。

 

日本のお笑いの多様性

 

日本のお笑いの分類の細かさは、世界トップレベルではないかと思います。漫才、コント、落語、寄席、大喜利、一発ギャグ、サイレント、モノボケ、リズムネタetc...

世界のお笑いのスタイルと日本のお笑いのスタイルを比較すれば、いい論文が書けるのではないかと思いましたが、資料集めが際限なく困難に思えたので、ボツにしました。

 

まとめ 

 

最終決戦、そして霜降り明星の漫才を見て

何事も、楽しくやるのが一番だ!

と思いました。

 

次は12月9日の「THE MANZAI」です。

元日には「東西ネタ合戦」もあります。

年末年始はお笑い番組が多くて楽しいですね~

 

それでは!