ほとんど知らなかったけど興味があったので、TOC五反田メッセで開催されていた、ザ・ローリング・ストーンズ展に行きました。
※2019年4月30日の話です
無名バンドの時代から、世界のエンターテインメントをリードする存在になるまでの壮大な物語を追体験。デザイン・ファッション・音楽などジャンルを超えて、様々なカルチャーに現在進行形で影響を与え続ける彼らの、エキサイティングなアート展が上陸。
パンフレットより
2019年4月28日、29日、30日という平成最後の3日間は、平成生まれの人は入場無料だったので、本来、学生は2,000円(一般なら3,500円)かかるところ、無料で入れました。世代じゃない人にも知ってもらいたい!という運営側の思いやりでしょうか。すごく、嬉しいです。
館内全て撮影自由!エントランスから、映える、映える。
まず目に入るのは、巨大スクリーン。
500点を超える音楽や美術関連作品が展示されています。ザ・ローリング・ストーンズがプロデュース。2016年のロンドン展を皮切りに米国とオーストラリアを巡回し、今回がアジアの初開催だそうです。(日本経済新聞 2019/03/26より)
THE ROLLING STONES
1962年、ロンドンで結成。翌1963年にシングル「Come On」でデビュー。メンバーはミック・ジャガー(Vo)、キース・リチャーズ(G)、ロン・ウッド(G)、チャーリー・ワッツ(Ds)。「(I Can't Get No) Satisfaction」「Paint It Black」「Let's Spend the Night Together」等、ブルース/R&Bに根差したワイルドなサウンドと不良っぽいイメージで、ビートルズに対抗する世界的なバンドとなる。強烈なインパクトを与えるベロ・マーク<Lips and Tangue>のシンボルと共に、半世紀に渡りシーンの第一線に君臨し続けるロックの代名詞的な存在である。(パンフレットより)
若かりし頃の、ストーンズのみなさん。
1962年~63年の駆け出し時代に共同生活を送ったロンドンのアパートの室内展示。
「要はゴミ屋敷」—— Keith
床に置かれた食器や革靴。
ドラム、かっくいー!
「60年代の初めといえば誰もがラディックを求めたものさ。それで僕も買ったんだ。リンゴが買ったのと同じ店だったんじゃないかな。シャフツベリー・アヴェニューにあるドラム・シティだった。リンゴのはダークグレイ・パールで僕のはスカイブルー。やけにきらびやかだろ」—— Charlie
チャーリー・ワッツ, ラディック, スカイブルー・パール, キーストーン・バッジ, 1965年~1968年中盤
ハードロックが人気だった時代に、ストーンズがきっかけでブルースに注目が集まるようになったそう。「ブルースを広めたのはアフリカ系アメリカ人よりイギリス人だ」と、映像の中の人が言っていました。
ブルース!!
1978年
自分で操作できるミキシングデスク。
ヘッドホンでストーンズの楽曲を聴きながら、ボーカルやギター、ベースやドラムのサウンドを自分で調整して聴けるコーナーです。これ、おもしろかったなー!
象徴的なロゴ。ヒンドゥー教の女神の絵が由来だとは。
すべてのアートワークが、センスに満ち溢れている。
めちゃめちゃツアーやってる。
ストーンズと同じ時代に生きていることが嬉しいなぁ、としみじみ思ったり笑
アルバムのアートワーク。
アンディ・ウォーホル(1928~1987, スープ缶やマリリン・モンローで有名な人)の作品も!
1975年
"Andy Warhol"のサイン。
1964年9月のミック・ジャガー。かっこよすぎ。
1963年の千鳥格子柄ジャケット。
と、その現物。
衣装を見ると思うけど、結局着る人だよね。内面の美。
「イメージは物凄く大事だよ。とかくミュージシャンは、肝心なのは音楽だけだなんて言いたがるけど、もちろん違う。何を着て、どんなルックスで、どう振る舞うか、そういうものすべてが肝心なんだ」—— Mick(パンフレットより)
展示された70点以上の衣装。アレキサンダー・マックイーン、プラダ、ディオール、グッチなど、世界の一流メゾンが手がけたそう。
バクステ。
一緒に来た友だちが「やってることが、ずっと若い」と呟いていました。
出口を出た後、ミュージアムショップのレジ横に、ミックへの応援メッセージが掲示されていました。
‟ミック!あなたはわたしの青春よ!”
流行の音楽もいいけれど、その源流を辿るのも、また楽しいなと思いました。
昔のストーンズ、今のストーンズ、
時は経っても、変わらない「魂」が内側に燃えているなぁと感じました。
永遠にかっこいい!
行ってよかったです。