2019年8月5日(月)11時
ケーキ屋さんを出ました。店内が涼しくて、かき氷を食べて、水出しコーヒーを飲んで、忘れていましたが、外は猛暑でした。胃の中の冷気で乗り切ります。
11時7分、岩手飯岡駅到着。松島あたりからスーツケースの車輪がキュルキュルと変な音を立て始めています。旅が終わるまでは壊れないでね……。
岩手飯岡駅の待合所。エアコンはたぶん効いていないけれど、窓の外から入ってくる風が涼しくて気持ちいいです。
新宿を出たときから『深夜特急6巻』を読んでいるのですが、まだ読み終わりません。なんてことだ。まぁ、旅をしている間は本以外から入ってくる情報で常にいっぱいいっぱいだし、そんなにすぐには読み終わらないか……。
この行程で行きます。
11時40分、ホームの待合所。木製のベンチに潰れた薄い座布団が敷いてあります。隣駅で降りるというおばあちゃんと世間話をしました。
私の祖父は岩手生まれで訛りが強く、小さい頃から会話の7割くらいしか聞き取れないのですが、そのおばあちゃんの言葉も祖父と話しているときくらい、わからない部分が多くありました。まぁ、だいたい「今年はどこ行っても暑いね」みたいな話をして、まったりと電車を待ちました。
岩手飯岡から盛岡へ。このお洒落なサバ缶、岩手県産だったんですね!
銀河鉄道線乗れるんだ!やったー!
真昼間だけどね!
名前がファンタジック🥺
0番線。
駅員さんの話によると、あくまで推測ですが、もともとJRの東北本線があって、番号を変えることができず、苦肉の策として作った結果、0番線が出来たのではないか、とのことでした。ここに限った話ではなく、全国的にも見られるそうです。
進行方向の前側。
後ろ側。
12時10分出発!
『深夜特急6巻』を読んでいます。「オデオン」てパリの国立劇場と駅名だったんですね? 新宿ピカデリーに、吉祥寺オデヲン。東京にはロンドンやパリをもじった施設名が多いですね。そしてどちらも、由来となった都市と雰囲気がかけ離れていることが、おもしろいなと思います。
13時。深夜特急の最終巻をようやく読み終えました。すべての旅好きに読んでほしいです。
いや、もっと、感想はあります。
きっとこの本は、人生のふとした瞬間に、心に浮かんでくると思います。これからも影響を受け続けることになると思います。
銀河鉄道線。夜なら星が綺麗に見えそうです。
けれども、わたしにとって、この銀河鉄道線より銀河鉄道らしかったのは、郡山から福島にかけて走った、夜の静かな東北本線でした。
13時15分。
一戸、二戸、......、三戸、......、八戸と行くのか。
13時30分。
たまーに汽笛を鳴らします。
川に沿うように進みます。
ほどよく、くもりです。
三戸って、あれ!? もう青森だ!
青森は2歳のときに来ているはずなんだけど……さすがに覚えてないや。
山の中の高い位置の橋をいくつもわたって、峡谷?の間を流れる川を見ながら過ぎていくの、とても良かったなぁ。
合う……。
つづく