江戸の運河④ 深川めし&かかしコンクール
先輩、後輩、同期、自分の4人で清澄庭園を満喫。
ここで、重要な補足!
先輩だけ、男性です。長身で顔が濃く、髭もあります。先輩がマレーシアに留学すると言ったとき、周りの人に「出稼ぎ労働ですか」と揶揄されたほどです。他3人は女子です。
この説明を省略すると、思考や口調に関して、事実と皆さまのイメージとの間にズレが生じると思ったので、補足です。
歩きます、歩きます。
♩音楽教室
ピアノをかこんで
この辺はお寺がいっぱい。
「「わぁ、お寺の匂い」」
と一字一句ハモりました。
「『お香の匂い』ではなく、『お寺の匂い』っていうのがいいですね!」
「敢えて抽象的に表現」
ちょっと行き過ぎたので、戻って、深川江戸資料館のある通りへ。
樹のある景観、いい景観。
寺。
第22回かかしコンクール
特別優秀賞受賞作品
実助の唐辛子売り
です。
深川・清澄白川ではかかしコンクールなるものがあるということを以前、マツコの『夜の巷を徘徊する』で観たことがあります。
「あれ、なんだ?」
「並んでますね」
「人が並んでる店見ると気になるんだよな」
深川めし 深川宿 本店
一同、ショーウインドウに並べられた「わっぱめし」に興味津々。
「入りませんか?」
調理に時間が必要で、ボリュームのある御膳は食べるのにも時間がかかり、そのうえ居心地も良いので、長居必須のお店です。
待っている間に周辺の風景をパシャパシャ撮ったり、店の前のベンチで今日の目的地を決めたり。
「正直ガツガツ歩かなくても、ある程度楽しめればそれでいいんだよなァ」
「距離短くしましょうか、どこがいいですかね」
「富士急行こ」
「無理です笑」
「葛西臨海公園はどうですか?」
「葛西臨海公園って何あるの?」
「水族園と観覧車ですかね?」
「水族園700円って、安!」
「あ、水族園は17時までらしいです笑」
「終わった」
30分ほど待って入店。
そらジローも、林家たい平師匠も、いらっしゃったんだね。
手前が「深川めし(ぶっかけ)」1,950円。
奥が「浜松風」1,950円。炊き込みご飯です。
そして、ぶっかけも炊き込みご飯も味わえるのが「辰巳好み」2,150円。
農林水産省郷土料理100選のひとつ、「深川めし」は、ざっくりと切った葱と生のあさりを味噌で煮込んで熱いご飯にぶっかけた、漁師の知恵の一品。
ここ深川は、江戸時代は漁師の町として栄え、江戸前の魚貝類や海苔などを捕る漁師さんたちが大勢いました。
特に、良質のあさりやカキが沢山捕れ、それらは深川名物とされていたのです。
忙しい漁の合間に手早く作れ、しかもおいしく栄養価の高い「深川めし」は、漁師の日常食としてもてはやされました。
「深川めし」には、もう一つ、あさりの炊き込みご飯もありますが、それは大工などの職人さんが弁当に持っていけるものをという事で、生まれたと言われています。
埋め立てがが始まり、海が遠くなり、時代の流れの中で一度消えてしまった「深川めし」ですが、「深川宿」では、この味を地元の漁師に学び試行錯誤を繰り返し、現在に伝えるべく、日夜努力に励んでおります。
深川めしの命、新鮮なあさりと、赤味噌と白味噌の絶妙なバランス。
噛むとじゅわっとあさりのエキスは、味噌味に一層のこくを加えます。
下町の粋を気取って、どこか懐かしい庶民の味を。
炊き込みの深川めしもよいですが、「本物の深川めし」を是非一度ご賞味下さい。
ですって。たしかに、シャキシャキの葱、じゅわっと旨味の広がるあさり、味噌、きざみ海苔、ほかほかのごはんが合わさった味でした!
ごちそうさまでした!
かかしコンクールのつづき
すっかり満腹になって、土手歩き続行。
……!?!?
「かかしの残骸が……」
「こっちはアルゼンチンの手の洞窟(クエバ・デ・ラス・マノス)みたいになってるよ!」
!!!!
腰(というかかなり際どい位置)に括り付けられたご主人様と、
傾斜60度の絨毯に乗せられた王女。
清澄白河のまちで一際、異彩を放っていました。
同時に、一生懸命につくった気持ちが伝わり、いいね!と思いました。