最終更新:2020年4月28日
710年 平城京に都を遷す
・人々は良民と賎民に分けられ、賎民には自由がなく、さらにその中でも奴婢(ぬひ)と呼ばれた人たちは売買の対象となっていた
・防人(さきもり):北九州の防御のための兵隊に行かされる人たち。無給。旅費や食費は自腹。税も納めさせられる。
・貴族はドロドロの権力闘争、派閥争い
711年 伏見稲荷大社の始まりとされる
・長屋王
天智天皇(中大兄皇子)の弟の
天武天皇(大海人皇子)の孫
若い聖武天皇に代わって政治を担当していた
729年 長屋王の変
聖武天皇と光明子が皇太子の死を
「長屋王が呪いをかけていたせいだ」
と言いがかりをつけて長谷王を自殺に追い込む
734年 杉本寺(鎌倉)
736年 長谷寺開創(鎌倉)
743年 墾田永年私財法を施行。公地公民制が崩壊し、荘園が発生
・聖武天皇が仏教の力で国を鎮めようとする
・国分寺、国分尼寺を建てさせ、東大寺を建立
752年 東大寺盧舎那仏像(奈良大仏)の開眼供養会(魂入れの儀式)
759年 日本に仏教のありがたい教えを伝えるために、失明してまで来日をはたした鑑真が、唐招提寺を建立
784年~794年 長岡京に遷都
天平文化
万葉集
4500首の歌が収められている。天皇や貴族、僧侶以外の普通の民衆の歌も収められているのがすごい。世界でも例がない。当時の日本人が、言葉や歌を大切にしていたことが伺える。
「あをによし 奈良の都は 咲く花の 薫ふがごとく 今盛りなり」
青丹も美しい奈良の都は、咲きさかる花のかがやくように、今盛りである。
小野老(おののおゆ)という歌人が赴任先の大宰府から平城京の見事さを詠んだ歌。
この時代に生きた人
698〜770年 阿倍仲麻呂
めちゃめちゃ優秀な遣唐使。
留学先の唐で役人になった。
何度か帰国しようとしたが失敗し
日本に帰れないまま亡くなった。
「天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも」
天をあおいでみると、月が見える。この月は私の故郷である日本の春日の(奈良の)三笠山に出ている月と同じなのだなあ。
719~756年 楊貴妃
755~763年 中国北部で安史の乱
---