ヌークシオ③ 湖畔

 

13時50分、ハイキングコースのスタート地点に着きました。

 

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ハイキングコースは大きく分けて3種類。

 

青コースは、ハウカランピ湖の周囲を3.7km歩く、最も人気のコース。

赤コースは、気軽に楽しめる2.4kmのコース。

黄コースは、4つの湖沼を巡る7.2kmのコース。

 

わたしは、青コースを歩くことにしました。

複数のコースを組み合わせて、独自のルートを作ることもできます。

『かもめ食堂』のポスターと全く同じ風景を見られるのは、赤コースだと思います。


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入口付近。るんるん。


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ハッ!ハウカランピ湖!!!


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桟橋まで出て湖の写真を何枚か撮った後、近くの木製のベンチに座っていた女性に、例によって「May I ... (sit here) ?」と尋ね、その方の隣に腰を降ろしました。前日の雨でベンチも濡れたようです。日陰にあるため乾ききっておらず、湿っています。

 

「あっち空いたみたいですよ、行きましょう」

 

その女性が教えてくれ、わたしたちは日向の方にある、乾いたベンチに移りました。

 

「どこから来たの?」

「日本です。どちらからですか?」

「アメリカのボストンです」

 

その方はフィンランドに住むお友達に会いに来たそうで、その友達の家に1ヶ月間滞在しているのだそうです。お互いの旅程や経由した空港などについて話していると、その方のお友達がやってきました。

 

「あなた、ひとりで日本から来たの!?」

 

どこでも驚かれます。現地の人からすれば、とても20歳には見えないのでしょう。小さな子どもが遠い東の国からやってきた、みたいな。

 

「ヘルシンキからどうやってここまで来たの?」

「電車とバスを乗り継いで来ました」

「まぁ!」

「車で来るのが一般的ですか?」

「もちろん!」

 

二人は、ジップロックに詰めてきていたフルーツを食べ始めました。

わたしは、朝キオスキで買ったスニッカーズを食べます。

 

映画『かもめ食堂』では「森ガ、アリマス」と

フィンランド人の青年が言う、印象的な台詞があります。 

そこでわたしは、気になっていたことを質問しました。

 

 

「よく、森には来られるんですか?」

 

 

フィンランドは、どこも森だからねぇ。家の裏にもあるし

 

だから、毎日行けるの

 

 

目から鱗でした。

 

 

「国立公園なんて来る必要ないんだけど、今回はアメリカから友人が遊びに来ているから訪れたのよ、わたしも初めて来たの」

 


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昼食を終えて、席を立ちました。「そこのモモンガのマーク、来訪の証に撮っておいたらいいよ」と言われたので、撮りました。

 

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