カナダ留学小話③

 

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ミュージカル『クリスマス・キャロル』開演前

   

美容室

さすがに髪が伸びてきたので、前髪だけ切りに町の美容室に連れていってもらった。

椅子に座ると、美容師さんが裁ちばさみというか、キッチンバサミというか、園芸用サイズのハサミを持ってきて、思いっきり眉の上をジョキンと切った。

まだハサミを入れるから「今度は揃えるのかな」と思うが、またジョキンと切った。

さらに切ろうとするので「ァーー…」と、声にもならないような声を出したら、最後にもう一度切って、おしまい。海苔のようなパッツン前髪にされた。

 

レギンス

ファッションとしてのレギンスをはじめて見たときは衝撃的だった。女の子たちが江頭2:50のように、スカートやショートパンツを履かずにレギンスだけを履いて街を歩く。細い人も、太った人も、お尻から脚にかけてのラインがハッキリと現れる。パートナーによると「数年前から流行っている最先端のスタイル(2013年当時)」だそうだ。

今でも海外では見かけるが、日本では定着しなかった。たまに売られているのを見かけるが、流行らないでほしいと思っている。

 

部活動

カナダの高校には様々な部活があった。特にチアリーディング部は廊下と廊下が交差した広場に巨大なトランポリンを出して練習するので、目立っていた。

わたしのパートナーと、いつも一緒にいる友だちも部活に所属しており、「一緒に行こうよ!」と誘われ、活動に参加した。 

ゲイ・サークルだった。

当時のわたしは、LGBTについての知識が皆無だった。性的マイノリティの人たちが集まったクラブだったのか、LGBTについての理解を深めるための学びの場だったのかは、わからない。部員はそれなりにいた。ほぼ女子だった。日本の高校でこのような部活は聞いたことがなかったから、カナダの放課後活動は幅が広いんだなぁと思った。

短い業務連絡の後、その日行われた活動は「オリジナルTシャツの発注」だけだった。わたしにも注文票が回ってきたので、S・M・L・XLの中からとりあえずSに丸をつけて、隣の人に紙を渡した。その後すぐクリスマス休暇に入り、間もなく帰国したので、わたしはTシャツを受け取っていない。

 

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