京都⑩ 進々堂京大北門前でブランチ
先日更新しました「あつ森」に関する記事が
週刊はてなブログの今週のお題
「わたしの部屋」特集で紹介されました!
ありがとうございます!! 恐縮です!!
それでは前回のつづきー。
2019年10月24日(木)
10時に宿を出て、京都大学のある百万遍へ。
今日は軽量化を第一に考え、
お気に入りの小さな革のショルダーを持参。
ちなみに現在はその鞄、使いすぎて
肩掛けベルトが千切れかけています。
修繕に出さなきゃね。
京大前で「外資就活カフェ」という
意識の高そうなカフェを発見。
このカフェはさておき、
やはり名門大学の前には
学術書に特化した老舗の古本屋や
賃貸のお店があって、
東大前を彷彿とさせます。
進々堂 京大北門前。
ガイドブックで見て、どうしても行きたい!
と思って来ました。どうも、おのぼりさんです。
写真撮影禁止のため店内の写真はありませんが
雰囲気のある、とてもすてきなカフェでした。
ぜひ、Googleで検索してみてね。
お店を入ってすぐのところに、
『夜は短し歩けよ乙女』という映画のポスターが。
星野源が声優を担当したアニメ映画ですね。
お友だちと、長椅子・長机の席へ。
ここで旅程を練り練りします。
今日は洛東を巡るぞ!
……などと思っていましたが、
店内、とっても静かで、自ずと小声になります。
観光客がのこのこ来るには畏れ多かったかも?^^;
そういえば、BGMがありません。
ひとりで来て、ゆっくり静かに
本を読みたくなる系の本屋です。
わたしたちはブランチセット(830円)を静かに食べました。
・パンドセーブル with ハム・レタス・チーズ
・バターロール with 玉子
・ミニサラダ
・コーヒー
・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・
お腹もいっぱいになったので
お会計にしました。
そしてわたしは、気になっていたことを
お店の方に質問しました。
「どうして、『夜は短し歩けよ乙女』のポスターがあるんですか?」
「森見登美彦さんの小説と映画です」
「読んでいないのですが、このお店が作品にゆかりがあるのですか?」
「小説のラストシーンで、主人公があの窓際の席で待ち合わせをするんです。それがアニメ映画化されて、けっこう忠実に再現されていて」
「そうだったんですね」
知らずにたまたま来たけれど、その話を聞いて
ぱぁぁっと、ほわぁぁっとした
すごくすてきな気持ちになりました。
「小説読んでみます。ごちそうさまでした」
やがて私は喫茶「進々堂」までやって来ました。
緊張しながら喫茶店の硝子扉を押し開けると、別世界のように温かくて柔らかい空気が私を包みました。薄暗い店内には、黒光りする長テーブルを挟んで人々が語り合う声、匙で珈琲を混ぜる音、本のページをめくる音が充ちています。
森見登美彦、2006、『夜は短し歩けよ乙女』、角川書店、p.319
つづく