昨日のエントリーでは、どれだけロンドンの街並みが美しいか、ということについて述べましたが、今日は興味深い話を聞きました。
「スペインは南米から搾取したとき、一部は本国に持ち帰ったけれど、採れた金で現地に美しい建物や教会を造った。理想の街を南米に造って、住もうと考えていたからだ。一方イギリスは、植民地から搾取するだけ搾取して、すべて本国に持ち帰った。植民地に住むという考えはなく、港とその周辺だけを整備し、あとはイギリスのために使った。」
なるほど、と思いました。
やってきました!ウェストミンスター!
この地区には、確実に重要な建造物が密集している!
ということはわかるのですが、どれも似たような色で、
どれがどれだか実際よくわかっていません!!!
わたしは生まれてはじめてロンドンの街並みを見て、たいそう感動しましたが
ロンドンに住んでいる人には見慣れた風景なわけで、
でも逆に、彼らにとっては日本の風景が新鮮なわけで、
もし、世界中のすべての風景に飽きてしまったら、人生つまらないだろうなぁ
などと、ぼんやり考えながら、ふらふら歩いていました。
目的地のウェストミンスター寺院前までやってきました!
どーーーん!!!
入り口の装飾の彫刻が、壮麗かつ繊細ですね。
料金は20£、日本円で約3,000円。寺院内は撮影禁止。
リブ・ヴォールトの天井が印象的な、ゴシック様式の建造物です。
とにかく墓だらけ。偉大な王様や国のために戦った兵士たちが、ここで眠っています。
無料の日本語オーディオガイドのおかげで、ウェストミンスター寺院について無知のまま行ったにもかかわらず、かなり理解を深められました。少年の声で動画が再生されます。液晶が綺麗。12言語対応。
本来は神聖な宗教施設だったのに、観光地化してしまったんだなぁと思いましたが、ウェストミンスター寺院を訪れる人たちにイギリスの歴史を知ってもらい、さらにイギリスに興味を持ってもらうきっかけになっているという点では、上手に機能しているのかなと思いました。しっかり学べて観光客は喜び、教会側にとっては布教の契機になります。
12時半にウェストミンスター寺院を出ました。
外が暖かくなっています!
中国人の女の子に「寺院を背景に写真を撮ってください」と頼まれました。
何枚か撮って確認してもらったあと、交代でわたしも撮ってもらいました。
次の目的地に向かって歩きます。
なんだあれ?
まさか?
ビッグベンだああああ
どうやら2021年まで改装中。
また来てね!ってことですよね。そう捉えます。
テムズ川沿いを歩きます。ロンドン・アイ(観覧車)が目立ちますなぁ。
つづく