ロンドン⑦ 大英自然史博物館

 

今日は、高校時代の英語の先生に会います!

※「今日は」って書いてるけど9月5日の話です。

 

イギリス人の30代女性。ALT(外国語指導助手)の先生で、わたしが所属していたESS(英語部)の顧問でもありました。旦那さんも同じくイギリス人で、妹の高校のALTでした。

 

そして、夫婦揃って退職後、

 

北海道からイギリスまで

自転車で 帰国しました。

 

札幌から博多まで自転車を漕ぎ、博多から韓国の釜山まで船で行く。そこから中国、東南アジアへと進み、もう一度中国に戻って、キルギスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、アゼルバイジャン、トルコ、ギリシャ、東ヨーロッパ諸国、イタリア、スペイン、モロッコ、ポルトガル、フランスを通って、イギリスに帰国。

 

その期間、およそ2年

 

現在は1児のママです。もうすぐ1歳になる男の子がいます。

なんとその男の子、わたしと誕生日が一緒!

先生とわたしの妹も、同じ誕生日です。

 

明るくポジティブで愛溢れる、

本当に素敵な、かっこいい先生です。

 

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大英自然史博物館に到着です。

建物の美しさにため息がでるわぁ。

 

11時に正面入口で待ち合わせです。


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最後にC先生と会ったのは高3の夏の終わり。

C先生とESSのみんなで本格的なインドカレーのお店で送別会をしました。

良いお別れでした。それ以来の再会です。

 

Cは「C先生」と呼ばれるのを好まなかったので、呼び捨てで呼んでいましたが、このブログでは便宜上「C先生」と呼ぶことにします。

 

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「You are hiding!」

 

 

え!?と思って顔を上げると、C先生がいました!感激!

たしかにわたしは、図らずも塀の陰にいました笑

 

博物館の中へ。

 

 

どん!!

 


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バン!!!

 


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大迫力の展示です。 

中でも人気なのは、ものすごく滑らかな動きをする恐竜がいる展示室だそうで、大抵の小さい子はビビります。

 

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わたしが見たかったのは、始祖鳥。 

君に会うために、はるか遠くのロンドンまで来たんだよ。 

 

言い過ぎた。

 

君に会うために、ナショナル・ギャラリーを諦め、大英自然史博物館を選んだんだよ。


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始祖鳥とは「現生鳥類の祖先と思われた生物につけられた日本の俗称(byウィキペディア)」であり、「ドイツのバイエルン州の後期ジュラ紀の石灰岩から産出した、羽毛のある動物化石で知られる最古の鳥群(byコトバンク)」を指します。

とりあえず、わたしは「翼や爪のような鳥類的特徴を持つ生物の中で、一番最初に現れた生物」だと習ったので、そう解釈しています。間違っているかもしれませんが^^;

 

わたしが始祖鳥を偏愛する理由は、中学生の頃の思い出にあります。

 

わたしのクラスの担任は、カリスマ的な理科教員でした。

その先生の十八番ネタに「始祖鳥のモノマネ」というのがあって、奇声を上げながら教室の端から端まで全力で駆け抜けるんです。

もちろん、誰も本物の始祖鳥を見たことがないので、正解なんかわからないけど、そのクレイジーなモノマネが大好きでした。

 

そういう思い出があって、なんか、始祖鳥がめっちゃ好きなんですよ。

 

それで、2017年に上野の国立博物館で行われていた『大英自然史博物館展』に行き、いろんな展示品を見て「いつかイギリスに行く機会があったら、ぜひ大英自然史博物館に行ってみたい」と思ったわけです。


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撮影:2017年5月, 上野にて

 

国内での始祖鳥人気は凄まじく、この混み具合でした。


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しかし今、大英自然史博物館で始祖鳥を見ているのは、わたしとC先生の二人だけです。どの角度からでも見放題、撮り放題!

 

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ただし、よく見ると『大英自然史博物館展』で見たロンドン標本とは少し異なります。もしかすると、わたしが上野で見た始祖鳥は常設展にはいなくて、今も世界のどこかの博物館の企画展を飛び回っているのかもしれません。ワールドツアーですね。

 

真っ赤な隕石に吸い込まれるかのように上がっていくエスカレーターの先には、地学のコーナーが広がっています。


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ありとあらゆる鉱石や宝石が展示されていたりね。


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超綺麗。過去に怪盗とか来ていてもおかしくなさそう。

これはエメラルドとアクアマリン。


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地震の恐ろしさを体験してもらうコーナーも。

このコーナーだけは、日本語でも解説が書かれています。阪神淡路大震災のこと。


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商店にいる設定。足元や棚がガタガタ揺れ、騒音が響きます。

体験装置はあくまで疑似体験で、実際とは大きく異なりますが、

地震のない国に住む人たちにとっては、未知の体験ですよね。


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わたしは生まれてこの方日本に住んでいますし、C先生も日本に5年間住んでいたので、地震がどういうものか大体分かっています。

何といってもC先生は、日本に来た1年目に東日本大震災を体験しているのです。恐怖だったに違いありません。


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C先生「自転車で旅をしているときにフクシマを通ったけれど、そのときはまだ復興の途中で、寂しい雰囲気だった」

わたし「それは、何年?」

C先生「2015年かな」


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「わたしたちは体験しなくてもわかるね^^;」

 

地震の体験コーナーを出た後は、ミュージアムショップに行きました。

結局何も買わずに大英自然史博物館を出ました。

 

この数時間後に北海道に震度7の地震が来るなんて、思いもしませんでした。

  

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その前に、こちら。

 

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