ビクトリア駅に着きました。ロンドンを出て、C先生の住む街に向かいます。
18時40分の電車に乗る予定ですが、めちゃくちゃ眠いです。
サマータイム中のイギリスの18時=日本の深夜2時。耐えろ~自分!
切符を買ったあと、C先生が「是非これを試してほしい!」と言って、わたしにパスティを買ってくれました。牛肉、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもをパイ生地で包んだ食べ物です。
C先生「パスティは Comfort Food のひとつだよ」
嗜好品のこと?と思いましたが、ちょっとニュアンスが違うみたい。少なくとも、煙草は含まないみたい。
C先生「Comfort Food は、日本で言うところの肉まんとかかな」
なんとなく、わかりました。栄養はないけど、食べると幸せな気分になる食べ物って感じかな。
大きいので半分こしました。中はこんな感じ。
具たっぷりで、温かくて、お腹いっぱいになります^^
電車である程度近くの駅まで行ったら、そこからはC先生の車に乗って、家まで向かいました。今日と明日は、図々しくもC先生の家にお泊りさせていただきます。
道路標識に「40」とありました。これは「時速40km」ではなく「時速40マイル」を示しています。1マイル=1.60934kmなので、時速40マイル ≒ 時速65kmということになります。つまり! 時速60マイル規定の道路では、ほぼ100km出せるのです! そして、環状交差点がすごく多い。イギリスの運転免許は17歳から取得できます。
車ではいろんな話をしました。他愛もない話から、日英の仕事や福利厚生、家庭での役割分業の話までしました。
「イギリス国内の世界遺産って、意識して見に行ったりする? 例えば、ストーンヘンジとか」と聞くと「妹の家に行くまでの道で、車を運転しながら見えるから、ストーンヘンジだけを目当てに行こうとは思わない笑」と言っていました。なるほど、そうか。
車ではBBCのラジオをかけています。最新のヒット曲が次々に流れます。
C先生「高校では、音楽の話もしたよね~」
わたし「そうだね!職員室前の、暗い、長テーブルのある廊下でね!」
C先生「そうそう。勉強している人もいるから気まずかったけど、あそこしか話せる場所がなかったというか、あそこが一番良かったよね」
「それでさぁ、Daft Punk 教えてくれたよね!あのとき良くわからなかったけど、あれから聴くようになったんだよ」と言うと、C先生は「あーね笑」みたいな顔をしました。あれ、もう好きじゃない?笑
わたし「いつも何聴くの?」
C先生「誰か特定の人の曲を聴くというよりは、BBCで聴いているよ。それで好きなのがあったら聴く!」
わたし「なるほど~、いいね!」
わたし「そういえばわたしはよくColdplayを聴くんだけど、実際国内ではどうなの? もう飽きられてるの?」
C先生「そんなことないよ。けど、好き嫌い分かれる。わたしは好き、旦那は嫌い。」
わたし「曲が嫌い?」
C先生「いや、パーソナリティが原因」
それはボーカルの性格ということか、聴き手の好みによるということか、ちょっと曖昧だったけど、どちらにせよ音楽の好みってそういうもんだよなぁと思いました。
20時半にC先生の家に着きました。おじゃまします。
縦長で木造のクラシックなお家!日本にいた5年間と自転車で旅をしていた2年間は、他の人に貸していたそうです。
わたしには3階の屋根裏部屋を貸してくれました。もともと白壁だったのを、水色のペンキで塗りなおしたそうです。素敵!
「荷物整理したらシャワーしておいで」と言われたにも関わらず、わたしは荷物を整理したあと、不覚にも寝ちゃいました。うたた寝というには深すぎる眠りでしたが、起こされ、謝り、シャワーを浴びて、リビングに行きました。
旦那さんともお話しました。夫婦揃って素敵すぎます。
「時差ボケ大変だよね~ 僕も日本からイギリスに戻ったとき、気づいたら実家の床で寝ちゃってたりするよ(笑)次の日仕事だと大変だよ」という話や「日本食食べたいなぁ、スープカレーと新鮮な寿司が恋しい」という話を聞きました。
また、いち早く関空の橋が壊れたニュースを把握していて「なんでそんなに情報早いんですか?」と聞くと「Facebookのストーリー、あとはBBCのニュースだよ」と言っていました。音楽もニュースも、BBCは最強だな。洪水に台風に関空の橋が崩壊って、今年の日本、大丈夫か?
その後、歯を磨いて寝ました。