カナダ留学小話①
彼此5年も前の話。高1の冬にカナダのアルバータ州エドモントン市に2か月間留学しました。当時のわたしは使いかけのダイエット用日記に、その日の食事と出来事を毎日記録していました。それをもとに、2013年11月10日から2014年1月10日までのホームステイについて振り返ります。
世界遺産「バンフ国立公園」についてはこちらをご覧ください。
Remembrance Day
11月11日は日本では「ポッキーの日」だが、カナダでは「リメンバランスデー」という祝日であり、第一次世界大戦以降の戦争で亡くなった軍人や、退役軍人らを追悼する。
カナダに到着して2日目、ホストファミリーに連れられて、わたしもそのセレモニーに参加した。参加者は左胸に赤いポピーのバッジをつける。長い挨拶と黙祷のあとは賑やかなセレモニーが続く。青と緑のタータンチェックのキルトスカートを履いたおじさんたちがアコーディオンやギターを演奏している。
すると突然ホストマザーが立ち上がり、兄たちも立ち上がって「来て来て!」と手招きし、わたしに「踊って!」と無茶ぶりをした。わたしが戸惑っていると「なんでもいいから踊るよ!」とホストマザーが音楽に乗って踊り始めた。周りも踊り始めた。恥を捨てて、わたしもその場のノリで踊った。これがわたしの初めての海外だ。
主食について
カナダには「サトウのごはん」とインスタント味噌汁は持って行ったが、カナダのおかずに合わないので一度も食べることはなかった。
「サトウのごはん」をスーツケースに詰めたことによって空港の荷物検査に引っかかり、みんなの前でスーツケースを開ける羽目になった。お米なんて持ってこなきゃよかったと思ったけど、行く前にはわからなかった。
お米にこだわらなくても、カナダにはおいしいパンがあるから、それを食べればいい。衣服や住まいと同じように、その土地の気候に合った食事を摂るのがいい。ただし、サバの味噌煮は食べたくて仕方がなかった。
トナカイの車
クリスマス直前の週末に家族で出かけたとき、駐車場でこんな車を見た。
何でもありだなぁ、と思った。