2019年8月3日(土)
2時50分に寝て、 8時10分に起きました。
体の節々は痛いけど、かなり快適な睡眠でした。
9時50分にチェックアウト。
仙台、歩きやすくていいな。
歩道と自転車道が分離されています。
せんだいメディアテーク
宮城県出身の友達(沖縄旅行に一緒に行った友人M)が
「メディアテークは観光するような場所じゃなくて図書館のような感じです」
と言っていたけど、とても気になっていたので来ちゃいました!近かったし。
こんな文化施設がある街、すてきだなー!
バスの色もミントグリーンで爽やか!
10時20分、館内に入りました。
館内撮影許可を得て、スーツケースを7階に預け、見学スタートです!
まずはショップのお土産がおしゃれすぎ😂
館内ではいろんなイベントや展示が開催されています。
涼しいし、こんな図書館が地元にあったら最高だな~!
児童書から
娯楽の本まで。
展示の仕方がおもしろい♩いつまでもここにいられるな~。
メディアテークを設計した伊藤豊雄(いとう・とよお)さんのコーナーもありました!
その中から1冊、この本を選んで読みました。
代表作品とその解説がわかりやすくまとめられています。
伊藤豊雄の90年代前半の作品には楕円が多く使われているように感じました。コンピューター技術の進歩で描けるようになった曲線を、積極的に取り入れようとしたのでしょうか。
90年代後半からは、大きなガラスで大胆に光を取り入れる構造の作品が見られます。細い格子が使われていて、繊細で、ファサードは軽い質量感です。
「せんだいメディアテーク」についての記述もありました。 2001年にできた建物なんですね!
部屋という概念のない建築ーー。仙台市が建設した図書館やギャラリー、シアターなどの複合施設「せんだいメディアテーク」は、こんなユニークな特徴を持つ。(以下略)
2000年以降はベルギーやロンドンなど、海外にも進出。その後長野県のまつもと市民芸術館も建てられました。表参道でひときわ目立つTOD'S表参道ビルも伊藤さんの作品です。1993年前後の作品に比べてグッと洗練されたように思います。多摩美術大学(八王子キャンパス)の図書館や、座・高円寺も手掛けたそうです。
一般社団法人 二科会 写真部 宮城支部展
5階と6階はギャラリーです。
写真展があったので立ち寄りました。
受付で住所を記入しました。
「ずいぶん遠くから来たんだね」
「北海道に帰省している途中なんです」
「俺も昔は車で北海道によく行ったもんだ。若い頃は元気があったからなー」
「……あの、非常識だとは思うんですけど、この写真展って撮影可能ですか?」
と念のため確認した瞬間、「撮影禁止」の文字が目に入って「あっ」と思いました。
「俺の写真あるから、撮ってくれ」
……えっ、撮影者の方!?!?
それは美しいニュージーランドの山の写真でした。マウント・クック、だったかなぁ。
その方は今までに22か23ヵ国行かれたそうで、アラスカも、マチュピチュも、ナスカの地上絵も訪れたことがあるそうです!
このニュージーランドの写真も昨年撮影されたそうで、4日間で50kmのトレッキングをされたそうです!めちゃめちゃ元気じゃないですか!!
「若いんだからたくさん旅しなさい😄楽しんで」
どの方の作品も、楽しんで写真を撮っていることが伝わってくる、エネルギー溢れる展示でした!
7階:スタジオ
せんだいメディアテーク、美術館をひとつ見たときのようなボリューム感でした。
7階で預かってもらっていたスーツケースを取りに行った際、受付のお姉さんと少し話しました。
伊藤豊雄さんの本を読んでいるときに知りましたが、せんだいメディアテークは2001年に完成しました。
そして、ちょうど10周年を迎えた2011年に、東日本大震災が起こりました。人的被害はなかったものの、3階や4階の図書館のフロアでは、本がどさどさ落ちてきたそうです。
建物は上層階に行けば行くほど揺れが大きくなります。特に7階の被害がひどく、地震発生時は蛍光灯が落ちてきたそうです。
震災前後で改修工事を行い、蛍光灯はより安全な照明に替えられ、7階はすべてリニューアルされたそうです。
「細かいところにガタが出始めていて。エレベーターの上の部分も、今ブルーシートを覆って改修中なんです」
「もうすぐ、2021年で20周年を迎えますが、あっという間だった気がします」
「仙台出身の友人に『メディアテークは観光するような場所じゃないよ』と言われましたが、気になって来たんです。来てよかったです」
と、わたしが言うと
「若い方だと生まれた頃から当たり前のようにある施設ですからね。3階や4階の図書館だけ利用される方だったら、5階にギャラリーがあったり、7階がこうなってるとは知らないかもしれません。お友だちによろしくお伝えください☺️」
と、やさしいお姉さんが丁寧に教えてくれました。
つづく