5日目 12月19日(木)
『地球の歩き方』に掲載されていたポテト料理の店を目指して、城壁外を歩きます。下校中のこどもたちを見かけました。生活が、あるんだなあ。
城壁の中にも生活はあるけど、それよりも城壁の外の方がリアルな感じがして、でもかわいさはそのままで、グッときます。
「全部車のCMみたい」
13時30分 ポテト料理専門店
着きました。Rothenburger Kartoffelstube(ローテンブルガー・カルトッフェルシュトゥーベ)。ガイドブックには「家庭的なジャガイモ料理が味わえるお店」と書いてありました!
「お昼ならではの」
「静けさと」
「ほっこり感」
注文したポテトスープ(€6)!
おいしい……! クリスマスマーケットで各店は、マグにグリューワインではなくポテトスープを入れて売るべし。
ポテトだけでなくコンソメ? パセリ、にんじん、その他、クミンかわかんないけど、いろんなスパイスが入ってる感じの、内から温まる家庭的なスープ。雪降る冬の夜、家に帰ってきてこれが食卓に出たら、歓喜です。
上のはシェアしました。カツフライみたいなもんです。
営業時間が11:30~14:00、17:30~21:30だったのですが、13:30なんかに行ったからでしょうか、店員のおばさんはどの客に対しても不愛想な態度で「早く帰ってくれ」という表情をしていました。このお店の料理はとっても美味しかったし、店内の雰囲気も暖かい居間のようで最高だったのですが、わたしたちはこの店を「芋屋」と呼ぶことにしました。
14時30分 再び城壁の内側へ
再入場。
15時00分 書店
参考書の棚。
旅行ガイドブックのコーナー。ロンドン、パリ、マデイラ、ドバイ、タイ……マデイラってどこ!? と思ったのですが、ポルトガルの島でした! ヨーロッパ人に人気のリゾート地らしい。一冊丸ごとマデイラ島の本!
広場に立っていたら、わたしたちの目の前をアメフト体系の男性10人ぐらいが続々と走って通り過ぎ、仮設トイレの前で立ち止まって「Oh! 50cents!?!?」と騒いでいました。一連の勢いが凄すぎて、笑っちゃいました。
15時30分 聖ヤコブ教会
町で大切な教会なんだろうなあと
€1.5払って軽い気持ちで入って
パシャパシャ写真を撮りました。
素朴な教会だなあと思いました。
そして、アフリカ系っぽい女性が祭壇の前で敬虔にお祈りしている姿を見て、あっ、と思い、自分が恥ずかしくなりました。
Tさんが1冊のノートを見ていたので
わたしも覗いたら
たくさんの訪問者のコメントがあって
日本人のコメントもたくさんありました。
日本語のコメントだけ目を通していたら
感謝や平和を望む人が多くて
たぶん、他の言語でも、だいたい同じことが
書かれているように思いました。
「こういう気持ちで来てるんだ」とか
「簡単に来られる場所ではないし、みんなそれぞれの旅を大切に楽しんでいるんだな」
とか思っちゃって
それを見たからなのか
静かな教会の雰囲気のせいか
わからないけど
階段を上って
オルガンを見て
階段を下って
教会の中をぐるぐるしている間に
涙が出ちゃって
しばらく祭壇の前に座っていました。
わたしもノートに書きました。
大切な友だちと一緒にドイツに
来ることができてよかったです。
ありがとうございます。
Frohe Weihnachten, Danke schön, Dec19th(First Name)
静かで温かい教会でした。
教会での出来事を改めて文字に
書き起こして読むとヤバい感じがするけど
これって「情緒不安定」だとか「自己陶酔」
のようなわかりやすい言葉で表現できる感情
ではない感じがしました。
そろそろいこうかな。
つづく