礼文① 観光バスで快晴の岬巡り
2019年8月27日(火)13時50分
利尻島から礼文島に到着。
14時にフェリーターミナルで桃岩荘のヘルパーさんに会い、荷物を預かっていただきました。
礼文島には3泊する予定ですが、滞在期間の後半は天気が期待できなそう。
快晴の今日のうちに定期観光バスに乗って、島のいいところを見ておくぞー!
というわけで、午前中に利尻島で3,300円の観光バスに乗り、午後は礼文島で3,100円を支払い。春にバイトで貯めたお金がボコスカ飛んでいく~~。
夜行バスで寝不足のうえ、朝からガツガツ行動しているので、かなり眠い。
※1 効率よく見所を周って島の概要を掴めるので、礼文島に短期滞在予定の方には観光バスの利用をおすすめしますが、3泊以上する方は利用しなくていいと思います。好みです。
※2 もし、昨年のモラトリアムを謳歌している自分にアドバイスをするなら、「宿泊数は決めずに適当に行って満足したら帰ってきな」と言いたいです。しかし、帰宅数日後にギックリ腰になっているので、3泊で帰って正解だったかもしれません。
14時05分、香深(かふか)港出発。まさかの2階建てバス。
利尻同様、「礼文」もアイヌ語だそう。
「レブンシリ」というのはアイヌ語で「沖ノ島」という意味だそうです。
礼文島は西側が山がちで道路がないため、一周できません。
なので、この観光バスは東側を通り、帰りも同じ道を通って帰ってきます。
右側の席に乗っているわたしは行きは海を、帰りは山を見て帰ってきます。
バスから眺める海が美しいです。
静かで、澄み切っていて、素朴です。
やさしい景色。
車内、ハッカの匂いがすごい。
うしろの席の人が虫よけスプレーをかけているのかな?
すごい数のかもめがいました。
フィンランドのかもめより丸い、と思いました。
現在、礼文島には2,500人の方が住んでいます。
そのうち60%の人が漁業に従事しているそうです。
礼文高校の全校生徒は30名。
中学校は2校、小学校は3校あるそうです。
小学校は昔は9校あったそうですが、減ってしまったそうです。
澄海(スカイ)岬(14:40 ▶ 15:15)
高緯度にある礼文島では高山植物が育ちます。
そのため、普通は2,000~3,000m級の山を登らないと見られないレアなお花を、礼文島では海抜0m地点から見ることができるのです。
これは、ツリガネニンジン。
礼文島に8月に咲く花です。
これは、ミヤマアキノキリンソウ。
絶対覚えられないし、覚えないで帰るんだろうなぁと思いつつ、とりあえずガイドさんが言った花の名前をメモしておいたのですが、3泊4日の滞在で何度も目にすることになり、結果的に覚えました。
まあまあ階段を上ります。
!!!
美しい青。でもこれまだ、中間地点。
あとちょっと登ります。
果てまで来た感……。
次の目的地へ~
スマホでサッと撮ったバスからの風景。
いつも尋常じゃない数の写真を撮って消すのですが、
今回ばかりはもっと撮ってもよかったと思いました。
名所ではなく、通り道の風景を。
あぁ、そうだ、最初バスの中では撮影禁止だと勘違いして撮らなかったんだ。
この1枚があってよかった。
スコトン岬(15:25 ▶ 15:55)
「最北限」。
最北端と言えないのが、苦しい。
第二次世界大戦が終わるまで日本の最北端は礼文島だと思われていたのですが、ソ連との国境関係問題もあり、GHQが日本の領土をちゃんと計測したときに、日本の最北端は稚内の宗谷岬だということが発覚したのです。
それで、日本の周りの小さな島々で1番北に位置するということで、礼文島は「最北限」の島ということになったそうです。めんどくせー!
もう一度今来た道を戻ります。
スコトン岬のすぐ近くにお土産屋さん「島の人」があります。
その横には「最北限のトイレ」もあるよ。
トイレではなく、「島の人」の方へ。
スコトン岬名物!! “ 昆布ソフト ”
絶対食べないなーと思っていたのに、気づいたら買っていました。
水彩画で書かれたイラストのように、ほのか~な塩気でおいしいです。
というか、ロケーションが最高。
この日はおだやかな風が吹いていたのですが、これは礼文島では中々珍しいそうです。
普段は暴風らしい。
礼文は「花の島」と呼ばれ、また「風の島」とも呼ばれるそうです。
1日で利尻・礼文の主要な観光地をすべて見てしまいました。
これから3日間、どうしましょう?
隣島の利尻富士が夕日に映えてきれい。
周りを☆で囲ってParamountの文字を重ねれば、
映画のオープニングみたいになるかな。
つづく